ふぇるとのブログ

Blenderメインですが、たまに絵を描いたり色々やっていこう!という自由気侭なブログです。

Blenderで115系CG製作!(5) 二段開閉窓と戸袋窓-その2/失敗作

おはようございます!ふぇるとです。

今回は窓の続きをやっていきましょう!

 

戸袋窓の概要を書きます

・外側:押エゴム(Hゴムと呼ばれているもの)で固定されています。

・内側:前回のブログの画像で見えていた部分。アルミの窓枠で、一応開きます。

 

今回はユニット窓として作っているため、外側の窓は車体作るときに一緒に作ることにして、今回は内側だけです。つまり、アルミの部分だけ作ります。

今回はあまりこだわらない人向けです。こだわる人向けの作り方は後ほどの「Re:」の回で書きます。なので、これは失敗作、ではないのですが、参考程度にとどめておいてください。

とはいえ、前回ものすごいざっくりした説明が多かったことは反省しているので、詳しく書けるように頑張ります…。

 

 

さて、蝶番やカーテンを止めるやつなど細かい部分は後にやっていきます

まずは大まかな形を作ります。下の写真を見てください。

この図を見てわかるように、蝶番を挟んで内側が開く部分、外側はただの枠の部分です。また、枠の部分ですが、カーテンキセのあたりを見てみると、別のパーツになっているところがあることが確認できます。

ちなみに、戸袋窓だけの写真はあったのですが、自分が若干写ってそうなのでやめました…。

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さて、カーテンキセは前回までに作った部分とつながっているため、そこに加えていく形になります。基本的に角張った形なので立方体から面を進展させたりして形作っていきます。

ちなみに、この窓の内側部分の幅は723mmとなっているので、ミラーでやらない方が計算の手間を省けるかもですね!もちろん、ミラーでやっても構いません。やりやすい方でやった方がいいと思います。複雑な形ではないので…。ちなみに、厚さはあるので、平面で造形した方は、進展させて厚みはつけてくださいね?

ついでに、この時点で一回り外側の窓枠の部分をモデリングしておきましょう。

 

 

ちなみに、前回言わなかった気がしますが、原点の位置に関しては、現時点であまり気にする必要はないかもしれないです。

なぜなら、第2回目で出した下の図の赤枠部分では、窓配置が対象になっているからです。ちなみに、椅子もドアコック以外は対称です。 f:id:blackfeltpen:20180604031307p:plain

そのため、ミラーを後でするときのために後ほど原点を移動させます。なので、今は原点の位置は、極端な話どこでもいいのです。もっとも、モデリングするときにミラーやスクリュー、カーブモディファイアなどを使うときは考えなければなりませんけどね?

 

 

さて、次に窓ガラスです。今作った内側の窓枠があります。その内側の8辺(8頂点でも可)を選択肢、「 Shift + D 」でコピーします。このとき、コピーした後の位置がずれないように、「Enter」は押さずに「 Esc 」で移動を解除させます。

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次に、「 P > 選択物 」でこのコピーした8つの辺または頂点を分離させます。(下図)

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さて、この段階では、面が貼られていない、つまり6面体になっていません。(下図)そのため、4頂点ずつ選択して「 F 」で面を張ります。最後に、全ての頂点を選択して、この例では「 S > Y 」(軸は任意)で厚さを薄くします。

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ちなみに、「ガラスは手間を減らすために面ではダメなのか?」と言うことについてですが、結論から言ってしまうと厚さがないとダメです。逆に言うと、面でモデリングして、「厚みつけ」で厚さをつけても問題ありません。 

では、なぜ厚さがないとだめなのでしょうか?

今回使うCyclesレンダーでもBlenderレンダーでもそうなのですが、ガラスのようなマテリアルを作るためには「反射」「屈折」「透過」が必要な条件となります。しかし、レンダリングを実行するときに厚さが「0」だと、屈折がうまく演算できなくなり、求めていた結果と違う状態の画像が返されます。そのため厚さがないとダメなのです。もちろん、鉄板などの場合はこの限りではありません。

 

 

では、次にカーテンのところのアルミ部分を作りましょう!

まずは今やった部分からやっていきましょうか。二段開閉式の部分と違い、カーテンが出てくる部分の隙間がそのまま面をZ軸方向に進展させただけだと空きません。前回もあげた写真をよく見るとなんとなくわかると思いますが、実は、カーテンが出てくる部分は若干奥に向かってカーブ?しています。このカーブですが、さきほどモデリングした内側の窓枠の上面を先ほど同様「 Shift + D 」と「P」を使って複製した後、Z軸方向に進展させ、面取り( Ctrl + B )で対応するのが楽でしょう。(下図左)

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先ほど言った通り、二段開閉式の部分は上がふさがっていないため、このような造形はありません。その代わり、カーテンは溝を沿う形になります。(上図右)

 

 

さて、これで大雑把に窓ができてきました。

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次回からはカーテンを固定する部分や窓の手をかける部分などの細々したパーツをモデリングしていこうと思います。一つ一つ紹介していくので、おそらく2・3回に分けての投稿になると思います。

 

最後に。そういえば今まで書いた記憶がないので、画像について。
写真は基本的に私が撮影したものを使っています。また、図に関してもなるべく設計図は出さないで行こうと考えています。そのため、このブログで使う画像は普通に保存していただいて構いません。ただ、別のサイトなどで使う場合には、このブログからとった画像だと言うことを一言書き添えてください。それだけお願いします。

 

区切りがいいので今日はここまでにします。次は6月18日(月)の投稿になると思います。

 

次回「窓パーツ〜その1〜」

 

それではまたお会いしましょう!