ふぇるとのブログ

Blenderメインですが、たまに絵を描いたり色々やっていこう!という自由気侭なブログです。

Blenderで115系CG製作!(23) 座席周り

 

おはようございます!どうも、ふぇるとです。

すいません。諸事情でブログどころではありませんでした。

とか言いながらこれまた別の事情で(おー)ぼえたそを吹いてました。

そして、曜日を間違えてました。

 

さて、前回私は自分自身に面倒な課題を課してしまったので、今回はそれを実行していきます。

 

では、早速ですが、方法(i)だった記憶があるやつをやっていきます。

早速前回のコピペです。

 

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( i ) - 1面を消していく方法

 利点:思った通りの頂点位置にできる・初心者でもわかりやすい。

 欠点:くり抜くわけではないため面を補完しなければならない・めんどくさい

 

( i ) - 2面を消していく方法(面を消したのちに厚みつけ)

 利点:思った通りの頂点位置にできる・初心者でもわかりやすい。

 欠点:めんどくさい

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はい。コピペここまで!

この二つは途中まで作り方は同じです。分岐前までを(i)、分岐後は枝番をつけていきます。

 

まず、前述の通り、これらの方法はブーリアンを使わずにくり抜く方法です。ブーリアンの場合には、意図しないところに辺ができることがあり、思った通りの造形ができない時があります(後述)。それに対して、こちらは自分の思った位置に辺をできるメリットがあります。まあ、その分頂点数の制約を犠牲にするのですけどね?

 

( i )

手順1:まず、穴の位置は事前に決めておきます。これは前回の記事にあるExcelの表っぽいやつ(幅とかテキトー)を参考にしてみてください。

blackfeltpen.hatenablog.com

手順2:くり抜く下地を作っていきます。

下地、といっても、今回は下図のような格子状の面を平面から作るだけです。基本的に「Shift + D」で頂点ないし辺を押し出していく簡単なお仕事です。いつも通りすぎますね。

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さて、ここから枝番になります。

( i ) – 1

この手順は参考にしない方がいいでしょう。あまり現実的ではないと思います。

手順3:面全体を押し出して、下図のように奥行きをつけます。

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手順4:「Z」でワイヤーフレームにしたのち、下図の面を「C」を押してからマウスクリックで選択していきます。全て選択できたら「Enter(Return)」で確定します。

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手順5:「X > 面だけ」で面を消して下図のような状態を作ります(ここで終わらせても別に構わないでしょう。)

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手順6:下図のように地道に面を張っていく。(←頭がおかしい)

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以上になります。

 

改善策が次の案です。

( i ) – 2

枝番1の面を張る手順を省略するために、面を押し出すタイミングを逆にしたものになります。

手順3:下図に示した面を「C」を押してからマウスクリックで選択します。全て選択できたら「Enter(Return)」で確定します(まだ平面)。

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手順4:面を消して下図のような状態を作ります。

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手順5:「A」で全選択したのち、「E」で押し出して厚みを持たせます。

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以上が枝番2の手順になります。

 

 

さて、ここまでが手順( i )の方法です。この手順の特徴は、面を自分で消していく方法でした。次紹介するのは手順(ii)です。

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(ii)ブーリアンを使う

 利点:面が足りるか足りないかなどを考えなくていい

 欠点:ブーリアンをやるまでがめんどくさい

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はい、前回のコピペです。どっちも面倒なことは変わらないんですよ!CGをやっている以上は!

 

さて、もうだいたい察しているのではないかと思いますが、一応手順を。

手順1:ステンレス板(穴を開けていない)として、ものすごく薄い直方体を作っておく

手順2:くり抜く穴をまずは一つだけ立方体から作る

手順3:「編集モード」上で「Shift + D」を使ってくり抜く形を増殖させる。

              ∵ブーリアンを一回でやるから

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手順4:いつも通りブーリアンを適用させる。

              ※もし余分な頂点が残ってしまった場合は適宜削除しておけばOKです!

以上になります。

 

 

さて、ここで上で作ったものを見比べてみましょう。

(これは例なので実際に作った時とは異なります)

( i ) - 2

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( ii ) Bメッシュでやった時

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( ii ) Curveでやった時

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これで多分解ったかと思いますが、ブーリアンだと思った通りの位置に面や辺が来ないことがわかると思います。まあ、ブーリアンも万能ではないんですね!一方、手で消していった方は(今回の場合は)頂点が多くなってしまっています。

 

どちらがいいのかは作る人や制約などの状況によってなのでなんとも言えないですが、正直言って、後々一番わかりやすいのは( i ) – 2のような気がしますね。

ちなみに、表面の凹凸ですが、毎度の如くまとめてやる予定なので悪しからず。

 

で、です。これがいくつ必要なのかって話ですね。下図はある程度出来上がった後のCGです。下図の矢印がそれなのですが、五ヶ所あることがわかりますでしょうか?

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はい、そうです。くり抜かなければいけないのは5つです。とはいえ、今作っているクロスシート部分だけに関していうと赤色の二ヶ所ですね。ちなみに、セミクロスシート部分は追加で青色の部分二ヶ所で、ドア横は緑の部分1ヶ所分だけ穴を開けたやつを作らなければなりません。先は長そうですね。

 

さて、今回はここまで。次の月曜は大晦日ですし、木曜はまだ三箇日ですので更新はしません。ちょっと期末試験が終わるまで待ってください…(1/20追記)

次回の内容は…珍しく未定ですはい。まあ、多分この穴の部分やるんじゃないですかね。

それでは良い年をお迎えください。