ふぇるとのブログ

Blenderメインですが、たまに絵を描いたり色々やっていこう!という自由気侭なブログです。

Blenderで115系CG製作!(10) Re:窓のモデリング(その4)

おはようございます、ふぇるとです。だいぶ間隔があいてしまいましたね…お待たせしました(?)

 

今回はドア窓のカーテンをやっていきたいと思います。前々回でカーテンを固定するための止め金は製作しています。また、前回、カーブモディファイアの説明はしました。あとは作っていくだけです。

 

 

まずは、止め金に固定される金属の棒の部分を作っていきましょう。これは非常に簡単です。まず立方体を作ります。次に、x軸(幅(長さ))・y軸方向(厚さ)・z軸方向(高さ)を調節します。なお、x軸方向をどれだけにすればいいかですが、窓枠左右の止め金の窪み同士の幅より少し短い長さにすればだいたい大丈夫なはずです。

 

次にカーテンの布の部分です。

まず、平面を出しておきます。こんな感じに。

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115系1000代説明書」を確認してもカーテン布の寸法が書いてないので、実際これまでに作成した窓に合わせて高さと幅は調節していきます。幅と高さは下の画像の「寸法」を参考にしていただいても構いません。次に、カーブモディファイアを使うことを考えてループカット「 Ctrl + R 」しておきます。もちろん「 W>細分化 」でも構わないのですが、それは物理演算なりの方法でカーテンの撓みまで再現する時ぐらいしか使わないと思います。なので、必要な時にループカットすればいい話なので、今回は曲げる方向のみを細分化しておきます。こんな感じで。

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カーブモディファイアを適応するために、巻き取り部分のぐるぐるを作っておきます。ちなみに見えない部分なので寸法の定かでない部分や細かい機構を作る予定はありません

 

ここで、基本的な作り方を説明します。ちなみにここでは説明用のモデルで説明していきます。さて、平面か何かをとりあえず出します。次に頂点を2つだけ残し、他の頂点を削除します。そして、下図のような状態にしてください。この時、この2頂点の距離が一巻きの厚さになります。

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次に、この2頂点を選択した状態で、左のほうにあるツールシェルフ内にある「 ツール >スクリュー 」をクリックします(左下図)。

回転軸をどうするかは左下のほうにあるもの(右下図)で設定できるので、調節してください。今回の例では「Z軸を回転軸として上から見て時計回りになるよう(座標軸zを-1に設定)」に「1巻を40分割(ステップ数=40)」して「10巻分(ひねる=10)」した場合の例を出しています(実際使ったものと寸法などは異なります)。

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しかし、このままでは重複頂点のオンパレードかつカーブに起こすことができません。なので、渦巻きの辺のみにします。さて、下図のような場所にある頂点を選択してください。ちなみにオレンジ色の部分をよく見るとわかるのですが、この頂点は外側の辺にはつながっていますが、内側の辺にはつながっていないことがわかります。

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なので、この状態から「 Ctrl 」を押しながら一番内側にある点を選択すると、渦巻き状に選択されます(下図)。

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次に頂点を削除「 X > 頂点 」すると渦巻き状の辺のみが残りました。ちなみに、外側の辺だけを選択して削除しても構いません。内径を外側と内側のどちらに合わせるかによって適宜行ってください。 

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この要領でカーテンを巻き取る部分のベースとなる部分を作ります。

 

さて、この状態ではまだ「メッシュ」の状態です。これを「カーブ」にしなければなりません。そこで、オブジェクトモード上で「 Alt + C > メッシュ/テキストからカーブ 」を実行します。すると、先ほどのオブジェクトはNURBSカーブに変換されます。ちなみに、このカーブの制御点は、メッシュ状態の頂点と同じように扱うことができます。

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頂点を削除「 X > 頂点 」したり、押し出し「 E 」したりして下図のような形にしましょう。ちなみにこのままカーブを適用しても失敗作になるだけです。現にこれを一度やってしまい、しばらくウンウン唸ってました。まあ、友達の一言で解決しちゃったんですけどね(笑)

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では、まず失敗例をお見せしましょう。先ほどの状態からカーブモディファイアを適応します。最初はいいかなと思っていたのですが…。下図をご覧ください。

 

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カーブモディファイアのカーブを抜けた先の挙動は、最後のセグメントの延長線上を這わせる、というものだと思われるので、どこまでいっても斜めのまま。窓に沿わせることができなかったわけです。

 

しかし、カーテンを巻き取る時はこのように戻す人から見て手前に一度引きますよね?これらを両立させるにはどうすればいいでしょうか…。

 

私はこれで結構悩みました。

 

で、友人に相談したところ「カーブで制御すればいい話なんじゃないの?」と言われ「あ…。」となったわけです。それまで私は、巻き取るところ「を」カーブでやろうとしており、直線部分カーブで制御することを考えていなかったのです。考えてみれな方向幕を作った時も直線をカーブで制御していたので、思いつかなかたのは我ながら阿呆でした。

というわけで友人に助けられたので、早速行動に移した結果が下図です(例によってまだ説明していない部品があるのはご愛嬌)。カーブの頂点位置を変えることでカーテンの伸びる方向を変えることができます。そうです、あっさり問題が解決できてしまったわけなのです!

 

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さて、今日はここまでにしますかね? 先ほど作った金属棒とカーテンの布をつなぐ皮(?)の部分ですが、写真を探しているところなので後ほどやります。

次回以降の更新について分かっていることだけ。今週の木曜(19日)と再来週の月曜(30日)は少なくとも更新できません。できれば来週の月曜と木曜は更新したいですよねぇ…。というわけです。あとはお察しください…。

 

次回予告

Blender115系CG製作!(11) Re:窓のモデリング(その5)」

です。見ての通り、続きです。…いつまでモデリングし直す記事が続くんだろうか…。

ではまた!

 

追記:総アクセス数が115回になりました。ありがとうございます。

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