Blenderで115系CG製作!(19) 座席周り
おはようございます、ふぇるとです。
久々のハイポリ版115系ですが、今回から座席に入って行きたいと思います。ただし今回は今後の方針を説明することで終わりそうです。
まず座席ですが大きく分けて三種類あります。
1.ボックス部分の片面のみが椅子になっているもの
2.ボックス部分で両面が椅子になっているもの
3.ドア横のもの
さらに細かく分けると,1については下のように分けられます。
・通常のもの
・Tc車, T車の端にのみに見られる若干幅が狭くて手すりが付いていないもの
また、3については
・2人がけのもの
・3人がけのもの(Tcのみ)
・5人がけのもの(Mc, M, M’)
に大きく分けられます。(それを言ったら窓もありましたが…)
しかし、これらの座席はそれぞれの基本的な形を派生させただけなので、基準となる座席を作ってしまえばモデリングをし直す必要はありません。なので、ここでは基本的な形状の座席を作って行きます。
また、今回のタイトルに「周り」と入れた理由を説明します。
例えばドア横の椅子の部分から出ているこのパイプですが、下の画像のようにその横の座席とつながっています。そしてこのパイプは網棚にもつながっています。と言うことは、モデリングついでにこのパイプも同時に作ってしまった方が賢明ですよね?と言うことで、座席以外もこのセクションで書いて行きます。前回までの窓も長かったのですが、今回はさらに長くなりそうです。ご了承ください。(椅子本体よりも網棚とかの方が長くなりそうな気がします。)
さて、まずは片面のみが座席になっている座席の方針です!
まずは何本かの線を入れた下の写真をご覧ください。
この写真で緑の線が基準面(仮に設定)上にある辺、赤が基準面よりも手前にある面、オレンジは奥から手前に向かっている辺を表します。
この時青色の線で囲んだ部分だけが手前に出っ張っていることが確認できます。このことを頭に入れながらモデリングをしていきます。
さて、問題はこの椅子の構造です。窓と比べて単調な設計ではないため、設計図がないとパーツの接合部における断面図がはっきりと断言できません。ここで設計図の話ですが、1000番台説明書には座席のページはありますが、そこまで詳細が書かれていないでのす。と言うわけで、おおよその形と写真から形状を推測できる部分はそれ通りに作り、それ以外は外見を元に作ります。
あと、いつも通り、塗装部分は後でまとめてやるのでよろしくです(例えば塗装による凸凹の表現など)。
次に方針を考えるのは、両面が座席になっているものです。
この座席の形状はおおよそ片面のみのものと共通です。このことから、片面のみの座席のモデリングをしたのち、ミラーで作れば簡単そうですね?
もっとも、塗装部分などは(以下略)
これらの椅子ですが、115系300番台などではそのままでの流用はしにくいかと思います。例えば幅や肘掛の角度、座席下部の網の段数が違う(115系0番台300番台など)とか、座面下部のフレームにRが付いている(115系0番代など)などが挙げられます。
逆にテクスチャを変えることでおおよその流用が可能な椅子もあるでしょう。このブログでは高崎車両センター所属だった115系を元に作っています。そのため、このテクスチャの例に該当する例を挙げると、新潟の115系1000番台N40編成などや幕張車両センターにあった113系1500番台が挙げられます。この2つはいずれも下の写真の赤で囲んだ部分(いい写真がすぐ出せなかった。)が高崎のそれとは違うだけなので、テクスチャ(もしくはマテリアルの色)を変えるだけで対応することができます。
さて、最後に考えるのはドア横のあいつです。
前述のパイプですが、おおよその位置の目安になるため、椅子を作る前に作ってしまった方が賢明そうです。そのパイプを作ってから椅子は作って行きましょう。また、この座席は先ほど説明した椅子の形状とは大きく異なります。パーツの流用をすることはなさそうですね。
また、1000代説明書にはこの座席の設計図のページがありません。そのため、私自身は写真を元に作って行きました(だからパイプが先だったのです)。この椅子の構造ですが、115系300番台の頃から使われだしたようなので(予想)、もし他形式の設計図(例えば115系300番台や113系1500番台の付図など)で見つけた時には作り直す可能性があります。そこのところ、よろしくお願いします。
と言うわけで、次回から実際のモデリングを行います。
更新:月曜日にできるよう頑張ります。
思いの外土日が忙しく、記事を書いている余裕がありませんでした。
木曜日にはちゃんと更新させていただきます。
テーマ:セミクロスシートの外側の座席
ではではまた次回お会いしましょう!